アルミランテ・コクラン(ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ級軽巡洋艦 チリ海軍仕様)
性能諸元
基本性能
※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし
Tier | 6 | |
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生存性 | 継戦能力 | 23920 |
抗堪性 | ・防郭防御7.50% ・火災浸水耐性10% ・装甲防御7.50% ・魚雷防御6% | |
主砲射程 | 10.64km | |
機動性 | 最大速力 | 34.18ノット[kt] |
最大出力への到着時間 | 13.01秒 | |
転舵速度 | 7.40度/秒 | |
転舵所要時間 | 8.70秒 | |
隠蔽性 | 8.10km |
・派生艦船
・兵装
主兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 装填時間 | ダメージ(防郭率) | 砲塔旋回速度 |
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152mm L/53 OTO Model 1929, 4基×2門 | 7秒 | AP弾 518(150%) | 10度/秒 |
魚雷 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向門数) | 射程 | 雷速 | 最大ダメージ | 装填時間 | 浸水率 | 魚雷管旋回速度 |
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533mm tubo lanciasiluri, 2基×3門(3門) | 7.20km | 61.13kt | 3565 | 48秒 | 17% | 25度/秒 |
対空砲 | 種類 | ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|
大口径 小口径 | 92 55 | 3.30km 1.80km |
・艦艇スキル
種類 | 効果 | 持続時間 | クールタイム | 使用可能回数 |
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戦闘指示:観測射撃 | 主砲装填時間-20% 主砲最大散布界-20% 主砲AP弾貫通力+20% | 20秒 | 40回主砲を命中させる | 条件を満たしさえすれば∞ |
対空警戒Ⅰ | 大口径対空砲ダメージ+75% 小口径対空砲ダメージ+75% | 20秒 | 75秒 | 3回 |
・艦艇の特技
緊急修理
修理班を使用した際に回復するHPが20%増加する
ゲーム内説明
1937年、チリ政府はイギリスまたはイタリアの造船所に巡洋艦の建造を発注する事を計画していた。当時イタリアの巡洋艦の中で最も近代的だったのは「ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ」級巡洋艦だった。そのためイタリアに艦艇を発注していた場合には、チリ海軍は同級巡洋艦と全く同じか、それに類似した艦艇を入手していた事になる。それを具現化したのがこの「アルミランテ・コクラン」である。
解説
パンアメリカのティア6巡洋艦。これまではイギリス海軍の艦艇であったが、ここでいきなりイタリア海軍の艦艇に乗ってもらう事になる。元となった艦はティア7のプレミアム艦ドゥーカ・デッリ・アブルッツィだが、本艦はティアが1つ下げられた格好となる。砲の仕様は今まで通り「AP弾しか使用できない」ままであり、イタリア艦だからといってAP弾・SAP弾を切り替える事はできない。また元の艦艇は非常に射程が長い事で有名だが、本艦の射程は至って平均的である。
・主砲
152mm砲を連装砲塔に収めて4基8門構成。前級と比較すると砲数を1門減じたものの、装填時間が素で7秒になり、砲弾のダメージも微増しているので結果として火力は向上した。しかし他国同格の艦は砲を10~9門搭載しているのと砲弾ダメージは同格以下なので火力不足を感じさせられ易い。その意味では前級以上に艦艇スキル「戦闘指示:観測射撃」の使いどころが重要となるだろう*1。
・魚雷
533ミリクラスを3連装魚雷発射管に収めて片舷に1基づつ搭載。片舷指向可能数は3射線である。射程・雷速・浸水率は前級から据え置きなものの、単発火力が向上して片舷3発の魚雷を全て命中させた際の瞬間火力は10000を超える様になった。また前級では船体の運動性が鈍重で回避行動中に魚雷を扱うのが難しかったものの、本艦では後述する機動力のお陰で普通に扱える。このためようやく巡洋艦の魚雷らしい扱い方である「引き撃ちの際に追ってくる戦艦に流し込む」雷撃や「航行中に後続の味方が側面を突かれたら嫌だな、と感じた側へ牽制で流す」雷撃ができる様になった。ただし本艦はイタリア巡洋艦では無いので排気煙幕は使用できない…撃ちに行く際には無防備な側面*2を曝す必要があるので敵を目前にして無理に扱おうとするのは禁物。
・対空
素の対空値は147と他国同格と比較しても平均以下でしかない。しかし対空砲の比率自体は大口径対空砲2:小口径対空砲1に近く、一応隊列を組んで相互のカバーを行う事も考慮されている様だ。そして艦艇スキルの「対空警戒Ⅰ」を持っているので狙われた場合は適時使用する事で敵航空機の攻撃成功率を低下させる事も可能。ただしイタリア艦艇の対空能力はあくまで自衛用であって他国同格の米英艦艇のような効果を期待するとガッカリさせられるだろう。
・装甲
具体的な数値は明らかになって居ないもののの、被弾すると体力がごっそり減る事から軽巡洋艦相応の防御力しか持っていないと推測される*3。しかし本艦は元となった艦よりも装甲防御が7.5%とほんの少し向上しており、数値の上だけとはいえダメージ軽減ができる可能性がある。ただし耐性に関しては平均的でしかない。
・機動性
素の最高速度は34ノット台とティア帯を考慮すると十分に優秀。エリート特性の選択のみで35ノットを超えるので速度面に不満は無いだろう。さらに本艦はイタリア艦艇にしては加速力に優れ、パンアジア巡洋艦に次ぐ。舵の効きも元となった艦よりもやや反応こそ鈍いものの、効きそのものはかなり優秀できびきび動いてくれる*4。数値の上では元となった艦よりも本艦の方が旋回半径が大きい様だが、筆者がトレモで旋回能力をテストした限り体感的にはそこまで気になる程ではなかった。
・隠蔽性
素の被発見距離は8.1kmと軽巡洋艦としては隠蔽が良くない。これは船体がティア7のものなのでやむを得ないのだろう*5。
・生存性
素のHPは24000弱と同格内ではやや体力に優れる。しかし軽巡洋艦の体力は見掛け倒しなので過信する事はできない。また隠蔽が悪く探り合い等においては敵に先手を許しやすい事から、艦そのものの生存性はあまり高いとは言えないだろう。しかし前述した速度や旋回能力の高さゆえに回避盾運用もし易い。イタリア巡洋艦と異なり排気煙幕を持っていないのは非常に残念ではあるが「巡洋艦を扱い慣れた艦長」が適切な操艦を行う限りは試合終盤まで生存し続ける事も不可能ではない筈だ。
・消耗品
「改良型ディーゼルエンジン」「高級船員食料」「予備整備パック」の搭載を推奨。
・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルとして「戦闘指示:観測射撃」「対空警戒Ⅰ」を使用可能。なお「戦闘指示:観測射撃」は名称こそそのままだが本艦から実質的にレベルアップしており、実は効果が倍になっている*6。また本艦から使用できる様になった対空警戒スキルは、スキルレベルこそ他国の艦艇と肩を並べているものの…元の対空値が低目なので使用してもあまりパッとしない*7。さらに本ツリーは他国と異なりティアが向上しても使用回数は3回のまま…回数をプラス1しても後々持て余さない事を鑑みて艦長スキルのLV2で「戦場支援」を取得しておくのも悪くない。とはいえ質より量といったやや消極的な傾向となるだろう。
そして艦艇の特技として「緊急修理」を保持しており、修理班を使用した際の回復量にボーナスが付いている。
・装備
・兵装「主砲改良Ⅰ」
・防御「操舵装置改良Ⅰ」「推力改良Ⅰ」
・適正「操舵装置改良Ⅱ」「推力改良Ⅱ」「隠蔽システム改良Ⅰ」
※動き回る艦のため兵装は砲旋回を強化してあげたい。防御と適性は速度や旋回性能を強化するものをお勧めするが、戦い方によってベストな選択は変わってくるだろう。自身の考え方に従って選んで欲しい。
・エリート特性
・巡洋艦近代化改修 HP+2%、対空火力+5%、主砲旋回速度+7%
・護衛特化 主砲旋回速度+7%、最高速度+3%、対空火力+5%
・功績 EXPアップ+10%
※消去法で「護衛特化」をお勧めしたい。
・総論
前級からうって変わって軽快な運動性を手に入れ、文字通り軽巡洋艦として戦場のあらゆる場所において最低限の仕事をこなせる艦になった。味方駆逐艦の支援として敵駆逐艦を追い払えるだけの砲火力、敵の一群と接敵してしまっても十分に逃げられるだけの速力と遅滞行動用の魚雷。敵攻撃機に狙われた際に最低限の反撃が可能な艦艇スキルと防御力の無さを補う艦艇の特技。どれも十分とは言いかねるものの、あらゆる状況に対して取りこぼしの無い様に幅広くマージンを取った結果「戦場における火消し役」を体現したかのような性能を持つに至った。しかしその汎用性の高さ故にどの分野でも突出した性能を持たず、足りない部分はプレーヤーのスキルで補ってやる必要があるため、難易度は相応に高目である。とはいえ乗り手の巡洋艦搭乗経験が高いほどに性能の中途半端さもある程度カバーできてしまうし、何よりも扱いやすい船体と滑らかな乗り味という点があり、操船が非常に楽しい。強くは無いが、乗っていて楽しい艦を求める艦長や、自身のスキル向上を求める艦長にとっては永く乗れる愛艦になるだろう。
戦闘名誉章
レベル | 1 | 2 | 3 | 4 |
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報酬 | 艦艇exp 4000 シルバー75k | 艦艇exp 4000 シルバー75k | 艦艇exp4000 シルバー75k | 艦艇exp4000 シルバー75k |
ミッション内容 | 15戦プレイ | 15回勝利 | 巡洋艦20隻撃破 | 駆逐艦15隻撃破 |
史実
本艦は「もし、イタリアからチリへアブルッツィ級の譲渡が実現していれば」というIf設定に基づいた艦であり、史実においては存在しない。
小ネタ
本艦の艦名の由来は「アルミランテ・コクレーン(1775~1860)」*8。イギリス出身の海軍軍人で、チリ海軍に招聘され艦隊司令長官を務める。ペルー独立の際にはスペインの要塞を陥落させたりスペイン海軍のフリゲート艦を鹵獲したりと独立運動にも寄与している。
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